新聞「農民」
「農民」記事データベース20211025-1478-02

自民党農政では
農業続けられない


新聞「農民」見て会員に
野田隆雄さん
新潟 佐渡市

 新潟県佐渡市で30ヘクタールの米作りをしている野田隆雄(のだ・たかお)さん(54)。米価暴落で大変な事態のなか、たまたま新聞「農民」の読者だった知り合いの農家から、米価問題を特集した記事を見せてもらい、農民連本部へ「米を買ってもらえるのか」と問い合わせました。

 その後、新潟の事務局につないでもらい、準産直米の取り組みや農民連のことなど説明を受けて入会することになりました。

 今年は農民連にコシヒカリを180俵出荷する予定です。

 野田さんは家族経営で、主な作業は弟の頓宮雅樹(はやみ・まさき)さん(50)とともに行っており、今後も面積を広げていきたいと話しています。条件があれば佐渡以外に新潟県内でも農業をやりたいとのこと。

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稲刈りを終えつつある野田隆雄さん(前)と頓宮雅樹さん

 米だけでは経営が厳しいため、今後はブドウ栽培にも挑戦する計画があるそうです。

 近く行われる衆議院選挙については「いまの自民党農政では農家は続けられない。全国の農家の怒りをぶつけるチャンスでもあり、野党連合政権の実現で戸別所得補償制度を復活させてほしい」と語りました。

 農民連に入会してからは「米作りで少しでも収穫量を増やしたい。会の集まりにも参加して学ばせてもらいたい」と期待を寄せています。

(新潟県農民連事務局長 鈴木亮)

(新聞「農民」2021.10.25付)
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