新聞「農民」
「農民」記事データベース20211101-1479-11

40人以上の会員さんが参加

分担しあって楽しく交流
新婦人と稲刈り交流会

愛知・新城農民連


日本のお米を食べ支えていく大切さ

 10月16日、秋晴れの下、耕作放棄地を活用した愛知県新城市の田んぼで新城農民連の稲刈り交流会を行いました。

 開催案内が直前になってしまい、残念ながら参加できない人も多かったのですが、名古屋市内などから新日本婦人の会の会員さん40人以上が参加し、にぎやかに実施しました。

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みんなで協力して稲刈りも無事終了

 初参加の方も多く、まずは参加者で役割分担。鎌で稲を刈る人、ひもで稲を束ねる人、昼食を準備する人、焼き芋を焼く人などなど。

 一番人気は、やはり稲を刈る役で、1家族ごとに鎌を1本持って、親子でザクザクと刈り取っていきました。小さな子どもたちも立派にお手伝いをして、2〜3畝ほどの面積でしたが、昼頃には刈り取りと、ガードレールへのはざ掛けが終了しました。

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子どもたちも料理係で大活躍

 作業が終わるころには焼き芋も焼きあがり、昼食も完成してランチタイムへ。青空の下で炊いたご飯、つきたてのお餅、協力して作った豚汁、柿、ミカン、焼き芋、きぬかつぎ。シンプルな食事でしたが、地産地消の自慢の食材です。屋外で、労働の後とあって、やはりおいしく感じました。

 毎年のようにコツコツとめげずに交流会を続けていますが、積み重ねの成果か、今回ほどスムーズに滞りなく交流会ができたのは初めてでした。

 食後の交流では、米の作り方と、コロナ禍で今年の米価が大暴落していて、稲作農家が絶滅の危機にあることなどをお話しして、参加された方々には、日本のお米を食べ支えていくことの大切さを理解してもらえたかなと思っています。

 今回刈り取った稲は餅米で、また来年、皆さんとの交流の中で食べたいと思っています。

(愛知・新城農民連 松井寛)

(新聞「農民」2021.11.1付)
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