コロナ禍で困窮する
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学生に参加を呼びかけています |
阪南地域では、民青同盟阪南地域連絡会が、コロナ禍のもと学費・生活に困っている学生の食料支援「フードバンクプロジェクト」に昨年8月から毎月取り組み、13回目を迎えています。
阪南支部協議会会員で岸和田市在住の和田洋一さんは、毎回米を中心に支援。山下博会長も青ネギを提供しています。ほかにみかんや柿を支援してきました。1年も続くと、米の支援が不足しています。
どうかしてるで、この日本
ボランティアで支援を手伝っている長野真美さんはフェイスブックで「夏休みにもかかわらず70人の学生が来て、食料がなくなって、途中で買い出しに走るほどでした。1年前に始めたときは、まさか1年もやるとは思っていなかった。ほんまにどうかしているで、この日本、とあきれてしまう」と告発しています。桃山学院大学や大阪体育大学でも学生を対象にフードバンクが開催され、食料の提供をしています。
桃山学院大学で支援活動 |
11月には、岸和田市で医療生協が開催を準備中で、食材の提供を予定しています。
大阪産直センター
フードバンクに食材提供
今年2月から毎月開催
いまでは300人が訪れ好評
大阪産直センターは今年2月以降、毎月1回開催される淀川・西淀川健康友の会が主催するフードバンクに食料支援を継続しています。
西淀川健康友の会のフードバンク |
食品メーカーや他県の農民連も
ここでは初回に100人くらいからスタートし、現在では300人が訪れる取り組みになっています。物資も大阪農民連以外からでは、菓子メーカーや食料加工のしのぶフーズ、福島や奈良の農民連などから届けられています。農民連枚方支部からも、もち米が提供されました。大阪産直センターでは会員を対象にB品の野菜や果樹、正品でも半額以下の価格で提供してもらえるよう呼びかけています。
これまでに阪南7人、河南2人、堺4人、能勢12人からじゃがいも・玉ねぎ・ニンジン、トマトやキュウリ・白菜・キャベツ・米などが寄せられました。
生鮮野菜が大評判
支援を強めたい
フードバンクでは「野菜はすぐになくなる」「生鮮野菜が大人気。欲しがっている人がたくさんいる」とのことで、引き続き支援を強めていきます。
(「大阪府連ニュース」から)
愛知・津島市 桜井久美子 |
(新聞「農民」2021.11.8付)