新聞「農民」
「農民」記事データベース20230306-1543-03

19日行動

軍拡より平和・暮らし守れ

国会前に1300人 市民団体が声あげる


 「軍拡やめて、いのちと暮らし守れ!」―。2月19日、国会前に1300人の市民が集まり声を上げました(写真)。主催は総がかり実行委員会など。

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 主催者あいさつで、憲法共同センターの小田川義和さんは「国民に説明もせずに、戦争への道を暴走する岸田政権に対して、平和を壊す大軍拡やめろ、という声をもっと大きくしていかないといけない」と強調。また農民連などが主催した2月14日の酪農・畜産院内集会にも触れ、「酪農家の悲痛な叫びを聞いた。減産を強制する政府は、国内の酪農を潰そうとしているとしか思えない。それで食の安全保障は守られるのか」と述べました。

 日本女医会会長の前田佳子さんは、自身も加わる「平和を求め軍拡を許さない女たちの会」の活動を紹介。「いま物価が上がり、給料が上がらない中で苦しい思いをしている人がたくさんいる。私たちの税金を軍事に使うことは許せない。“軍拡より生活”で連帯していこう」と呼びかけました。

 「安保関連法に反対するママの会@ちば」の小林文子さんは、地元の千葉県、幕張メッセで今月開催されようとしている武器見本市への抗議運動を紹介。「2月15日に、この武器見本市を後援している5省庁と面談をして抗議した。武器の売買にお墨付きを与えるような行為はおかしい。軍産複合体に便宜を図る政府は、私たち市民にとって害悪でしかない」と強く訴えました。

 また、3月15日12時から幕張メッセ、正面広場前で行う予定の大抗議アピールへの参加も呼びかけられました。

 政党からは日本共産党、社民党の国会議員があいさつし、立憲民主党と会派「沖縄の風」からメッセージが寄せられました。

(新聞「農民」2023.3.6付)
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