“風評被害に負けずがんばってます”おいしい「干しいも」をどうぞ茨城の生産者が産地直送便
「干しイモって食べたことがありますか」。専用品種のサツマイモをふかして、皮をむき、スライスして乾燥させたもの。寒風のなかで増した甘さと素朴な風味が自慢の自然食です。 全国の九割を生産する干しイモ産地が、茨城県水戸市の北に隣接する、ひたちなか市と東海村です。いま当地を訪ねると、郊外の畑にイモを並べて乾燥させている風景に出合います。 ところが、今年は作業をしている農家の顔がさえません。昨年のウラン加工施設JCOにおける臨界事故の風評被害で売り上げがさっぱりだからです。臨界事故は、作業にあたっていた若い従業員がついに亡くなるなど、国内で史上最大の事故でした。ただし、放射性物質が大量に飛散したかつての爆発事故などとは、その影響は決定的に違っています。放射線を出す放射能そのものが飛散したわけではないので、農水産物の放射能汚染はないということです。 農業をめぐる厳しい情勢は全国どこでも同じです。風評被害という追い打ちをかけられ、いま干しイモの生産農家は苦境に立たされています。私たち茨城の農民連は、「放射能汚染はない」という村長の証明書シールを添付して販売していますが、会員農家を中心にして民主団体などが取り扱ってもらえるよう要請しています。全国の仲間のみなさんのご支援をよろしくお願いします。
問い合わせ先=茨城県北農民センター・産直事務局、 (県北農民センター 鈴木孝夫)
田中さんの小説出版を祝う東京・板橋区でブドウ園を経営している東京農民連会長の田中山五郎さんは、戦争で夫を兵隊に取られたまま帰らず、戦後一粒種の男の子を育てながら、生きてきた女性の半世紀を小説『千代、今ひとたびの』として書き上げ、このほど「本の泉社」から出版。これを記念して祝う会が一月十九日に東京・成増アクトホールで開かれました。この会には、農民連から小林節夫代表常任委員のほか、食品分析センターの石黒昌孝所長、全税関労組の上山興士委員長、全農林東京地本の野口剛敏委員長、日本共産党の中島武敏衆院議員をはじめ百四十人が出席しました。 会を祝うために埼玉農民連役員の高橋星堂さんも尺八の名演奏を披露して出席者をうならせました。 (T)
岡山岡山県連は二月二、三の両日固定資産税引き下げなどで、山陽町と岡山県を訪問し交渉、前向きな回答を引き出しました。山陽町での交渉は二日、十二人が参加、農業施設の固定資産税を農地並みやイノシシ捕獲オリの設置などを要望、町側は「是正すべきは早急にやります」と答えました。
(新聞「農民」2000.2.14付)
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[2000年2月]
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