全国米研会場「農民連の品ぞろえはすご〜い!」大評判呼んだ初出品
「農民連の品揃えはすごい!」「どこからこんなに物を集めてくるんですか?」――全国米研究会(全国オリベッティ米穀店経営研究会―米の卸売会社・小売店で作る団体)の全国大会が六月十一日、千葉県の幕張メッセで開かれ、農民連ほくほくネット(東北・北海道ネット)や産直協事務局、関東ネット代表の八人が初参加し、会場を大いに沸かせました。 農民連が参加したのは、米研全国大会の一環で開かれた「ライス・フェア」の展示会で、ほくほくネットと取り引きしている東京城南食糧(米卸)の紹介がきっかけ。 会場には各地域の特産米や米の加工品、米の袋や精米機のパンフレットが並べられるなか、農民連コーナーは全国の仲間が作った農産物、お酒、加工品がテーブルからあふれんばかりで華やかさが際立ちます。 会場の扉が開くと試飲や試食はもちろん、お土産をどんどん配り始めたため、またたく間に人の山ができ「おいしーい!」と参加者の笑顔に囲まれ、大好評。遠目に様子を見ていた会場スタッフも「なんだ、ここが一番にぎわってるじゃないか!」とびっくり。 さらに名刺交換を求めるお米屋さんが殺到、「いくらで取り扱っているのか」など具体的な問い合わせも受けました。 農民連はいま、怒涛のごとく迫って来る農産物の輸入攻勢から、国民の健康な食生活、農家と関連業者の経営を守る砦を築くために、市場や卸売業者、小売業者と共同した運動を進めていますが、新たな流通の広がりへの確かな手応えを実感しました。 (産直協・笠原 尚)
店頭交流販売を推進農民連と米研代表ら懇談会開き確認「やあー、昨日の農民連の評判はすごかったですよ」と午前三時まで仲間と話し込んでしまったという西東京米研幹事長の山崎正人さんの熱気で始まった農民連との懇談会は、六月十二日に農民連本部で開かれ、西東京米研の役員三人と農民連から八人、城南食糧から二人が参加しました。懇談会は、昨年十一月二十七日、東京の東大和市にある山崎米店芝中販売所で行った店頭交流販売が大きな成功を収めたことをきっかけに、「お店で農民連の農産物や加工品を販売できないか」と開かれたもの。 懇談では、米屋さんが季節ごとの野菜と果物の販売やギフトの注文をとりまとめる「小さな物産展」の取り組みを具体化しました。とくに初めての取り組みになる北海道・空知産直センターのメロンについては、注文の集計から決済の仕方など一つ一つ確認しました。 また、店頭交流販売について、山崎米店では「今度いつやるんですか」とお客さんに聞かれたり、米研の仲間から「今年はぜひうちの店でもやってほしい」など期待されていることが報告されました。 農民連側から「イベント後の交流に、ぜひ米屋さんのお母さんたちも参加して欲しい。われわれも農作業を担うお母ちゃんたちを連れてくるから」と提案するなど、今年も積極的に進める決意を表明しました。 城南食糧の横山昭三さんは、「西東京米研の仲間は単なる米でなく、産地を売っている。農民連も、その意気込みに応えた取り組みをしてほしい」と要望し、農民連がいま追求している多様な販売方法をお互いに探求していこうと提案しました。 話題の発芽玄米についての情報交換や商店街との共同、そのために農民連は何ができるかについても懇談し、今後とも話し合いを持つことを約束しました。
(新聞「農民」2000.6.26付)
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[2000年6月]
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