「農民」記事データベース20010326-486-10

農業体験で広がる交流

愛媛県・菊間町


 私はおだやかな瀬戸内海をのぞむ愛媛県菊間町でミカンの栽培と販売をしていますが、たまたま知人の紹介で札幌市で鉄工所を経営している中原哲明さん一家が、家族旅行で今年の一月に菊間町を訪れました。ミカン園やイチゴ園、キュウイ園を回り、もぎとりの体験をしました。中原さんの家族とともに中原さんの家にホームステイ中のフィリピンの留学生(高校生)も一緒に訪ねてきました。

 農業体験を通して、交流の輪が広がることを期待しています。

 このほど、中原さんの子どもさんとフィリピンの留学生から感想文が届きましたので、紹介します。

 明子さん(高校生)=まさか愛媛に行ってイチゴ狩りができるとは思ってもいませんでした。札幌でイチゴ狩りができるのは五、六月だからです。とても大きく甘いイチゴでした。ハウスの中なので暑かったり、イチゴを作っている人は大変なのだなと思いました。

 北海道には、ミカンの木など柑橘類の木がないので、四国に行ってみて、どこにでもミカンの木が生えているのを見てすごいなあと思いました。

 マィリーン・ポテンシアさん(留学生)=一番おもしろかったのはイチゴとキュウイです。前は、イチゴは草じゃなくて木と思いました。そのイチゴは本当に甘くて、おいしかった!

 キュウイの木も初めて見て、びっくりしました。ブドウの木と思った。いろいろ経験をして、勉強しました。もしチャンスがあったら、またそっちに行きたいです。

 宏和君(小学生)=イチゴは赤いの赤いのと探していると、とても楽しく、食べてみるととってもおいしかった。

 キュウイの成り方を初めて知りました。ハシゴに登ってとれて楽しかった。今まですっぱいイメージがあったけど、甘くておいしかった。

(菊間農民組合 大道法幸)

(新聞「農民」2001.3.26付)
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2001年3月

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