東京まるかじりをテーマに東京食健連が討論集会
東京食健連は四月二十一日、「東京農林水産業まるかじり」をテーマに討論集会を開き、二十団体、四十人が参加しました。新規就農者や新婦人都本部、全労連全国一般、全税関東京支部、自治労都職労公衆衛生部会、都職労経済支部の代表が、食と農、健康を守る視点でそれぞれの分野から問題提起しました。 本紙(昨年七月三日付)にも紹介された新規就農者の安田弥生さんは、農家の生まれでもないのに農業に生きがいを見出した理由について述べ、「小学生や精神的なハンデキャップのある人など、いろいろな人たちと意義ある農園にしていきたい」と語り、参加者に感銘を与えました。 新婦人の武藤幸子さんは農民連との産直の歴史にふれながら、街おこしの運動にも発展していると報告し、「暫定セーフガード発動に対し、マスコミが消費者と生産者を分断させる論調を流しているが、この攻撃を打ち破っていこう」と訴えました。 全税関東京支部の永原健也さんは輸入農産物急増の実態を明らかにしました。 都職労経済支部の代表は、「農林水産業振興についてこれまでは不十分ながらも入っていたが、石原都政が二〇一五年を目標に分厚い報告書を作った中にはまったくふれていない」など、石原都政の実態を暴露しました。 重富健一代表世話人(東洋大学名誉教授)は「農業、食糧、環境、健康の問題は政治の問題とも結びつけていくことが大切。この七月の参院選では、この集会の成果を生かしていこう」とまとめの中で強調しました。
(新聞「農民」2001.5.14付)
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[2001年5月]
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