雪降ろしの助け合いでブドウ棚守る山形・高畠農民組合
山形県高畠町は、この冬に記録的な大雪でブドウの樹や枝が折れたり、棚が倒壊するという大きな被害を受けましたが、置賜農民連高畠農民組合和田班は、組合員が力を合わせて十三回も雪降ろしを行い、被害を未然に防ぎ、組合員は農民連組織の団結と連帯の素晴らしさを実感しています。 この一月に一・五メートルから一・八メートルも降り積もるドカ雪がブドウに被害を与えました。被害農家はあきらめる人も出る状況にもなりました。規模の大きいブドウ専業農家が入っている和田班の組合員も大雪で困っていました。さっそく和田班の班長さんが中心になって一月下旬から二月半ばまで、雪降ろしに協力。豪雪の日には握り飯を持参して、被害を受けた組合員を励ましながら奮闘。その結果、ブドウのハウス棚の倒壊はなんとかくいとめることができました。 高畠農民組合の阿部昭組合長の案内で四月中旬、助け合いで奮闘した猪野宏司さん宅を訪ねました。組合員さん四人が集まり、この経験を生かし、もっと組織を大きくしていこうと決意し合いました。 (山形県連 柴田雅子)
(新聞「農民」2001.5.21付)
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[2001年5月]
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