税金対策ワンポイント「振り込め」詐欺まがいの税務署の架空請求にご用心!!
全国各地で、お年寄りや年金生活者を狙った「おれおれ詐欺」や「架空請求詐欺」などの「振り込め詐欺」が横行していますが、岡山市では昨年十二月、「振り込め詐欺」まがいの税務署の架空請求がありました。 同市西大寺に住む年金生活者のSさん=果樹農家=は、農民連で毎年税金申告をしています。Sさんのもとへ、十二月初めに税務署から大きな封書が届きました。 「あなたには年金所得がある。申告してください」として、申告用紙には、百五十万円ほどの年金収入と三万数千円の税額が記載され、納付書にも金額が記入されています。脅迫するかのように「延滞税早見表」まで同封されていました。 Sさんは、岡山農民連に報告。農民連事務局が源泉徴収票を確認するとすでに三万数千円の税金が引かれていました。 農民連は直接、税務署を訪れ、「新たに納付する必要はまったくない」と抗議。「年金生活者みんなに送っているのか」とただしましたが、言葉を濁して答えませんでした。 Sさんは、納付せずに済み、そのうえ還付申告を認めさせました。税務署の件以外にも岡山農民連のもとには、何人かの組合員から「身に覚えのない請求を受けた」という相談や、「訴訟で訴える」などと印刷されたはがきが持ち込まれています。いずれも被害に遭わない成果をあげています。 (岡山農民連 坪井貞夫)
(新聞「農民」2005.1.24付)
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[2005年1月]
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