「農民」記事データベース20050307-674-10

外国産黒豚肉の偽り販売

“豚肉の輸入中止を決めた”

鹿児島県農民連に全農が回答


 全農(全国農業共同組合連合会)の子会社「組合貿易」がカナダ産やアメリカ産の黒豚肉を、鹿児島産と偽って販売していた問題で、鹿児島県農民連は、全農の田林聡理事長あてに、「怒りをもって強く抗議」し、「ただちに黒豚輸入を中止し、国内の畜産業の振興と安全・安心な農産物を消費者に提供する努力をいっそう払われるよう要望する」という「抗議文」を出していました。

 これに対して二月十八日、全農から県連の事務所に電話があり、抗議文に対する回答がありました。その内容は「抗議文を真しに検討して、黒豚と白豚の輸入を中止することになった」、「皆さんの声に耳を傾け、信頼される全農に努めたい」とのことでした。

 対応した丸野武人事務局長は、「今後とも、農業と農家の利益を守る立場をとるよう努力してほしい」と、要望しました。

(鹿児島県農民連ニュースから)

(新聞「農民」2005.3.7付)
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2005年3月

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