シリーズ直売所 北から南から鹿児島県・大崎町「ふるすき」
商工会と連携、町の活性化に一役品揃えも豊富で町民の間で評判に鹿児島県大崎町で、地元の農民連と商工会が連携して、地産地消と商店街の活性化をめざす直売所「ふるすき」が、二月十一日オープンしました(写真〈写真はありません〉)。名前は、「ふるさとが好き」からネーミング。
“八百屋廃業で困った”大崎農民連は、直売所の開設をめざして、昨年四月から店舗探しなど具体的な準備を進めてきました。その矢先に、大崎商工会から「商店街の活性化めざして『空き店舗対策』に取り組んでいるが、最近八百屋さんが廃業してしまった。買い物客が新鮮な野菜を求めている。力を合わせてやりませんか」という呼びかけがありました。役員会で議論を重ね、「商工会とはこれまで縁がなかったが、農民と商工者が力をあわせれば地産地消で町おこしができるのではないか」と、商工会との連携に立ち上がりました。農民連が窓口になって、新鮮な地元の野菜や手打ちそばなど加工品を供給することに。地元にないものは、農民連ふるさとネットを利用します。十八人の会員が、キャベツやダイコン、ホウレンソウ、ピーマン、卵などの農産物と、団子などの加工品、全部で二十五品目そろえました。
地元マスコミに登場店舗の中でひときわ目立つのが、「大崎農民連コーナー、地産地消・安全な食品は地元の農産物で」のポスターです。三日間のオープンセールでは、午前中で品切れになる野菜が続出。キャベツやイチゴは、農家が畑に走って収穫し、補充するほどの人気ぶり。地元マスコミにも大きく取り上げられ、町の評判になり、一人、二人と直売所に出品する農家も増え、品数が増えて、消費者からも喜ばれています。 大崎農民連では、税金相談会も開き、忙しいなかですが、生産者の団結で直売所とものづくりを発展させたいとはりきっています。 (鹿児島・大崎農民連 柴立俊明)
(新聞「農民」2005.3.14付)
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[2005年3月]
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