中越大震災1周年メモリアル集会復興へ最後まで奮闘する被災者ら報告 長岡市長ら決意誓う
昨年十月二十三日の地震発生から一年。新潟県災対連は十一月五日、長岡市で「中越大震災一周年メモリアル集会」を開催しました。(写真〈写真はありません〉) 三百人以上が参加し、来賓には日本共産党の高橋千鶴子衆院議員、仁比そう平参院議員や自民党の長島忠美衆院議員(旧山古志村長)、長岡市長の森民夫氏らが出席。森市長はあいさつで「最後の一人まで救う」と述べ、制度改善や復興へ全力を尽くすことを誓いました。 五人の被災者が報告。農民連会員の上村健輔さんは、「二割の農地が作付けできず復興のメドもたっていないが、がんばって農業を続けていきたい」と語りました。 特別講演では、愛知大学教授の宮入興一氏が地域復興への課題などを検証。現在二千八百十二世帯が仮設住宅で暮らしており、昨年十二月から一%程度しか減っておらず、多くの世帯が住宅再建へのメドが立っていない状況を報告。また、「阪神では無駄な事業が多く行われた。その結果十年経ったいまも回復できず苦しんでいる。復興に何が必要かを注視し、制度改善や復興の“新潟モデル”となるよう進めていく必要がある」と講演しました。 (新潟県農民連 鈴木亮)
(新聞「農民」2005.11.21付)
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[2005年11月]
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