「農民」記事データベース20061009-751-09

茨城・百里平和農園

稲穂ずっしり 若者の汗キラリ

青年ら稲刈り交流会


 晴天に恵まれた九月二十三日、茨城県の百里平和農園(小美玉市)で稲刈り交流会が開かれました。茨城農民連青年部、百里平和委員会、民青同盟などが主催したもの。青年を中心に二十五人ほどが集まりました。

 参加者は、十アールの田んぼの稲をつぎつぎに刈っていきます。収穫の後の交流会は、バーベキュー。県内から集まったナスやピーマン、千葉から届いたイノブタを使います。今回は参加ができなかった県内の六人の生産者からも新鮮な農産物が届きます。おいしい料理に舌鼓を打ちながら、「ヒューマンファーマーズ」の歌などもあって大いに交流を深めました。

 常陸野産直センターの川島秀昭さん(34)は、二年前、脱サラして新規就農。約百七十品目の野菜を作っています。「有機農産物が一般の消費者に届かず、グルメ食材になっている」と、販売ルートを広げる難しさを訴えます。「現場に消費者が来るこのような機会を増やしたい」と言います。

 百里に住んで五十年以上、基地問題とたたかっている平和農園の管理者、宮沢昭さん。「この地で農業を守ることが、平和の問題、基地の問題へのたたかいだ」と語っていました。

(新聞「農民」2006.10.9付)
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2006年10月

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