「農民」記事データベース20061113-756-14

旬の味


 日に日に寒さが増し、日暮れも早くなってきた。冬支度の準備に追われてもいるが、朝晩の搾乳作業をヘルパーさんに任せて、一晩出かけることにした。いつもは家庭サービスで食事に出かけるのだが、このたびは友人と温泉に。ふと思いついて、他の人にも声をかけることにした▼しかしこの時期は、どこの酪農家もたい肥まきや冬越えに備えて建物を修繕したり、家庭菜園の後片付けやらで大忙しだ。ダメ元でまずは牛飼い仲間にヘルパーさんを確保できないか確認を取ったり、友人にも声をかけてみることにした。お誘いの理由は、あれこれ考えた末に、体と心をいやし、エネルギーを補給するため、「秋の夜長を楽しみましょう」と▼急なお誘いは迷惑なことと承知のうえだったが、予想をはるかに超えてたくさんの友人が参加し、同じ時間を共有して楽しいひとときを過ごした。風情のある宿で、お料理に舌鼓を打ち、手も口も休む暇がなかった▼ただ、幹事としては、来年のこの会には、お酒を四升は調達しなくては…

(江)

(新聞「農民」2006.11.13付)
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2006年11月

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