「農民」記事データベース20070108-762-03

今年は出番です


   年男・年女(上)

 今年の干支(えと)は亥(イノシシ)。その勇猛さにあやかって、悪政をはじき飛ばしたいものです。またイノシシは繁殖力が強く、子孫繁栄の神様だとか、肉が万病を防ぐと信じられ、無病息災の象徴とも言われます。亥年生まれの今年十二歳から七十二歳になる人たちに思いを聞きました。


12歳

野球でがんばる

高木ゆめこちゃん
(福岡・久留米市)

 今年は六年生、小学校の最高学年になります。

 私は、竹野レッズという野球チームに入っています。なかなかかつやくできないけれど、今年で終わりなのでがんばってチームのやくにたちたいです。

 私のおじいちゃんはお米をたくさん作っています。野球の試合にはそのお米でおにぎりを作ってもっていきます。とってもおいしいです。

 今年もおいしいお米ができるように、私もおじいちゃんの手伝いをしたいと思います。


24歳

チャレンジ!!

岩渕 望さん
(福島農民連専従)

 去年から県連ニュース「穂波」の一面「あったか家族」の取材を担当するようになりました。チャレンジ精神おう盛な農家のお母さんの姿に、同性としてすごいなぁと感動したり、若い農業後継者のがんばりに励まされたり、それぞれに個性的な農家の話を聞くことが今、すごく楽しいと感じています。

 農民連の専従になって三年目。そろそろ「わかんない」「できない」では済まなくなってきました。言われたことをやるだけでなく、「こうしたらどうか」と提案できるようにならなければとも思っています。

 そのためにも、農家とふれ合う機会を大事にして、考えていることが分かるようになりたいし、農地を借りて農作業にも挑戦したい。今年のテーマは思い切って行動することです。


36歳

家族、地域守る

竹尾謙一さん
(千葉・酒々井町)

 就農七年目を迎えました。両親(忠雄さん、登志恵さん)と妻(裕美子さん)、それに三歳の娘(陽香ちゃん)と一緒に田んぼ四ヘクタール、畑五十アールを耕作。もちや赤飯、巻きずしなど、米を原料とする加工品はほとんど作り、漬物など野菜の加工品とともに、朝市や直売所で販売しています。

 生産から加工、販売まで、家族で分担しながらやっています。私の役割は、田んぼと加工・配達ですが、作業の手が回りきらないこと、そして野菜の安値と売り上げの伸び悩みが課題です。うちは加工・直売がメーンですが、野菜全般の安値は朝市や直売所の販売にも影響しています。

 今年の抱負は、田んぼだけでなく畑の野良仕事にも力を入れること。これからだんだん自分が経営の主体になっていくので、いろいろなことを経験し吸収しながら、家族と地域を守るためにがんばっていきたいと思っています。

(新聞「農民」2007.1.1・8付)
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2007年1月

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