9条変える改憲手続き法案廃案に
自衛隊はイラクからすぐ撤退せよ
緊迫国会 座り込み・要請行動・集会
「九条変える改憲手続き法案は廃案に!」「イラクから自衛隊を撤退せよ!」―アメリカのイラク攻撃から四年目となった三月二十日、憲法改悪反対共同センターや「軍事費を削って、くらしと福祉、教育の充実を」国民大運動実行委員会に参加する団体や労働組合のメンバーが、終日、国会周辺で座りこみや要請行動、集会に取り組みました。
自民・公明の与党が改憲手続き法案の公聴会日程を強行するなど緊迫するなか、五百人以上が国会前に座り込み。改憲手続き法案の廃案と憲法を生かすことを求めた署名、十三万人余分を日本共産党の国会議員に手渡しました。
また、憲政記念館では、三十八都道府県から六百二十人以上が参加して、「改憲手続き法案の阻止をめざす中央集会」が開かれ、紙芝居を演じた新婦人や改憲手続き法案阻止のティッシュを配布している自治労連、高校生の平和ゼミ活動など地域・団体から多彩な活動が紹介されました。法案のねらいと問題点が国民に知らされていない状況を一気に変えて、「九条守れ」の運動と一体になって廃案をめざそう、と確認しました。
夜には、「三・二〇中央集会」が開かれました。日本イラク医療支援ネットの佐藤真紀さんは、イラクで死んでいく子どもたちの写真や絵をかざしながら、「なぜ罪もない子どもたちが殺されていくのか。子どもをひとり救うことは世界を救うこと。今すぐ戦争をやめさせましょう」と訴えました。
(新聞「農民」2007.4.2付)
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