産地と響きあい元気もらった
食と地球をまもる
産直ボックス広げよう
1500人余が楽しく交流
新婦人東京と産直センター
産直フェスタ
「地産地消は地球を冷やす」「食と地球をまもる産直ボックス」をさらにひろげましょう―新日本婦人の会の要求別小組三〇周年、産直運動十八周年を記念して、六月二十八日、東京・大田区産業プラザで「産直フェスタ」が開かれました。
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産地の生産者が勢ぞろい。“これからもよろしく!!”
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真嶋副会長を講師に学習会も
主催は、新婦人東京都本部と各地の農民連の産直センターでつくる実行委員会。農産物の直売はもちろんのこと、学習会あり、布ぞうり・ヨガの体験コーナーあり、エコ・ファッションショーあり、フラダンスあり、もち投げあり…、千五百人を超える参加者で交流を深め、熱気あふれる一日となりました。
農民連副会長の真嶋良孝さんが講師の学習会「地球規模で考えよう!『食と農・環境』〜産直と食糧主権、地球温暖化」には、四百人余りが参加。熱心にメモをとったり、うなずいたり、驚いたり…、「日本の産直運動が海外に知られ、広がっていることはすばらしいこと」などの感想も出されていました。
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野菜や果物、食肉加工品、パン…、昼すぎには品切れになるコーナーも |
農家を励ましてくれる新婦人
生産者のリレートークでは、「“減反しろ”と市から呼び出しが来た。しかし、農家を励ましてくれるのが新婦人の産直。さらに生産者の輪を広げたい」「両親がやっている新婦人との産直にひかれて、会社勤めをやめて農業を始めた後継者です」との発言に、新婦人から「後継者が出てきて産直を引き継いでくれることが、本当にうれしい」「農家のがんばりがよくわかった。何気なく食べていた野菜も味わって食べたい」などのエールが送られ、各センターに絵手紙が渡されました。また岩手の代表には地震への義援金も寄せられました。
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食品分析センターのコーナーでは、オレンジ濃縮ジュースやくず米の実験が…。子どもたちもビックリ |
また新婦人からも「リズムでクッキング、産直ひろげて」(大田支部)、「家計簿からみるCO2削減運動」(足立支部)、「産直はやっぱりお得・やっぱりえらい」(江東支部)が寸劇や踊りをまじえながら楽しく発表しました。
新婦人都本部は、「フェスタ」成功に向けて仲間づくりに取り組み、産直で新たに入会した会員が七〇人、三百二十五人の会員が新たに産直に参加しました。
都本部会長の上伸子さんは「全都は産地と響きあい、お互いが大いに元気をもらったすばらしいフェスタになりました。この成功を力に、環境・食と農を守る運動、そして仲間づくりをさらに前進させたい」と話しています。
産地からの参加
産地から参加したのは、岩手県農民連、福島県農民連、東京農民連、多摩農産物供給センター、千葉・房総食料センター、船橋農産物供給センター、茨城・県南阿見産直センター、常陸野産直センター、鹿行産直センター、神奈川農畜産物供給センター、静岡・細江農産物供給センター、和歌山・紀ノ川農協、高知・土佐文旦産直センターのみなさん。
(新聞「農民」2008.7.14付)
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