福岡・みのう
“にごりすくい”でとった 
ハヤの甘露煮は絶品です
昔は貴重なたんぱく源
関連/とってもおいしかった
 
  
           「にごりすくい」って聞いたことありますか? この地方の言い方かもしれませんが、梅雨のこの時期、川が増水すると大きな網で“はや”を取ることです。
         
 浮羽町の江藤正生さん宅の裏の川で、江藤さんの網(大きいものになると三メートルほどもあります)を借りて、佐々木督文さん(みのう農民組合書記長)が流れの速いなか、網をすくい入れます。すると大きいもので十センチくらい、小さいものは二〜三センチくらいの“はや”が何十匹とかかります。 
 それを持って帰って煮るのは、お母さんの仕事。しょう油と砂糖をたっぷり入れて煮詰めます。するとおいしい甘露煮のできあがり。これは絶品です。 
 臭みが少しもなく、つまみにぴったり。近くの「道の駅」にも、いろいろな甘露煮が並べられています。浮羽のような山の中では、貴重なたんぱく源だったのでしょう。昔の人の知恵にまたまた感激です。
         (福岡・みのう農民組合 金子徳子) 
 
  
 
とってもおいしかった
埼玉・春日部楽農倶楽部
          「ジャガイモでカレー作ったよ。おいしかった」――埼玉
        ・春日部楽農倶楽部のジャガイモ作りも三年目となり、六月二十八日から収穫しています。 
        
 今年はなにかと忙しく、肝心の草取りをきちんとしなかったので、順調に育ったかどうか心配でした。しかし、なんとか生育していました。 
 春日部楽農倶楽部に協力している米田(まいだ)千賀子さんは、収穫したばかりのジャガイモでさっそくカレーを作りました。「とってもジャガイモがおいしい」と喜んでいます。
         (埼玉・春日部楽農倶楽部 西村正昭) 
         (新聞「農民」2008.7.28付) 
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