「農民」記事データベース20080825-841-06

源はインショップ販売

元気いっぱい伊都(いと)農民組合(和歌山)

4店舗に出荷売り上げ順調

関連/大地に平和の種まこう


輪ぐんぐん広がり仲間もふえる

画像 この一年で六人の仲間を増やした和歌山・伊都農民組合の元気の源は、地元スーパーでのインショップ販売です。紀ノ川農協の呼びかけに応えて「とれたての会」を作って七年目。現在の会員は十五人で四店舗に出荷。昨年の売り上げは四千八百七十万円でしたが、今年は五千五百万円をめざしています。

 スーパーのモットーである「新鮮・安価・地域密着」と、組合員の「食べてくれる人と顔の見えるお付き合いをしたい」という要求が一致し、販売価格の八〇%の手取りも魅力で、ぐんぐん輪が広がりました。「会」への加入条件は「農民組合に入ること」と「毎月のミーティングには必ず出席すること」。話し合うたびに工夫が生まれ、栽培品目が増えてきました。

 はじめは弱かった野菜も充実。周年供給のホウレンソウや小松菜、チンゲン菜、水菜のほか、玉ネギ、大根、キュウリ、ナス、ピーマン、ジャガイモ、ニンジンなど、とれたての野菜を出荷しています。もちろんお得意の果実も、いろいろそろっています。今は、桃、すもも、スイカ、まくわうり、メロン、シイタケ、オクラ、トマトなど夏の旬のものが山のように売り場に並んでいます。

 搬入は朝五時からOK。よく売れるので追加で納入することもあるとか。かつらぎ町妙寺店の野菜売り場の担当者は「地域密着で、新鮮なのをお客さんもよう知ってますわ。朝とってきたものをその日に入れてくれますからね。生産者の名前も書いてあるので安心感もあるし」と、語ってくれました。

(和歌山県農民連 松岡登)


大地に平和の種まこう

千葉県農民連 青年部が収穫祭キャンプ

画像 千葉県農民連青年部は七月二十六、二十七の両日、今年も“大地に平和の種をまこう”の収穫祭キャンプを熊手正幸さんの畑を会場に行いました。子どもも含めて二十三人が参加しました。

 まずは、わいわいガヤガヤと自己紹介から始まりました。その後、農民連食品分析センターの八田純人さんから「目に見えてきた食糧の実態と未来の日本の農業」と題して、食品添加物など食と農の問題をわかりやすく話してもらいました。

 そして、お待ちかねのトウモロコシと枝豆をみんなで収穫。子どもたちは「いやっぁ〜、虫がコワーイ!」なんて大騒ぎしながら、収穫していました。たくさん収穫したら、採りたてを調理。トウモロコシは皮のまま直火で焼き、枝豆はゆでました。夕食は、青年部のみんながこだわって作った野菜などが並び、大変好評。おいしい夕食を堪能しながら、「わかちばーず」(うたごえ)を中心にウクレレの伴奏に合わせて歌ったりして交流しました。

 参加者からは「稲刈りやもちつき交流会にも参加したい」という声が多く、もちつき交流会が今からとても楽しみです。あとは、もち米がたわわに実ってくれるよう願うばかりです。

(千葉県農民連 小林千佳子)

(新聞「農民」2008.8.25付)
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2008年8月

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