旬の味
JAのガソリンスタンドに野菜苗を積んで入った。アルバイトの女性が「この葉っぱは何ですか」「ブロッコリーだよ」と答えると「え! 和歌山にもブロッコリーがあるんだ」と驚かれた。スーパーで和歌山県産を見たことがないらしい▼地元の中学校で、給食に使われている農産物の話をする予定だ。1年生119人が有機農業に取り組む3農家を訪ね、ミディトマトやピーマン、小松菜の管理作業と収穫体験をする。食の安全が問われるなかで、紀の川の豊かさを実感し、あらためて自分たちの食生活をみつめ、農業の役割を見直してもらうのがねらいだ。「地産地消」、そして「いのち」を伝えたいのだが、生徒たちにどう話せばよいのだろうか?▼栄養士の先生が給食室での仕事を話し、そのあと農家の思いを伝えるのだが、いつも野菜たちに話している言葉でそのまま話そうと思う。生徒たちは収穫した野菜を使い、ピザづくりをする。汗を流した体験を一緒に焼きこむことで、まぶしい笑顔を期待している。 (畑)
(新聞「農民」2008.10.27付)
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[2008年10月]
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