「農民」記事データベース20090209-863-10

輸入農産物の実態を見学

奈良県農民連が神戸港ツアー

関連/産直の品物もっと増やそう


不十分な検査体制にびっくり

画像 奈良県農民連は昨年11月17日、「神戸税関視察ツアー」を開催し、15人が参加しました。「ぜひ、輸入農産物の実態が見たい」という農家の強い要望で実現しました。案内は、元神戸税関職員の柳沢尚さんです。

 倉庫の中には、南米から来たカボチャや中国産のたまねぎ、昆布などが山のように積まれていました。

 見学の後、柳沢さんが、輸入農産物は外来害虫が発見されしだい、臭酸メチルや青酸ガスなどの薬剤で薫蒸処理されることや、ギョーザ事件後も検査人員は全国でたった7人増員しただけで、まだまだ検査体制が不十分な現状などを話しました。

 参加者は全員熱心に耳を傾け、たいへん有意義で農家の要望にこたえたイベントになりました。

(奈良県農民連 水井康介)


産直の品物もっと増やそう

種苗会社から講師招き 野菜栽培の講習会

 京都産直センター野菜部会

画像 「産直の生産と取り組みを、よりいっそう増やしていこう」―京都産直センター野菜部会は昨年11月26日、綾部市で、タキイ種苗から講師を招き栽培講習会を開き、約40人が参加しました。

 今回のテーマは、モロッコインゲンを今年の主要野菜の一つにして取り組むこと。参加者は生産規模も栽培経験もさまざまですが、肥料設計や施肥計画からは種・誘引などの栽培について、講師から留意点などの話を聞きました。そして、活発な質問や意見も出され、たいへん有意義な講習会となりました。

(京都産直センター 益田修次)

(新聞「農民」2009.2.9付)
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2009年2月

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