国産農産物の展示商談会
アグリフードEXPO2009東京
古代豚やミネラル豊富な漬物も登場
国産農産物の展示商談会「第4回アグリフードEXPO2009東京」が8月25、26の両日、東京都江東区の東京ビッグサイトで開かれ、全国の農業関係者や食品関連・流通業者など528社から約3000品目が紹介されました。主催は、日本政策金融公庫。2日間を通じて、約1万2700人が来場しました。
各ブースでは、食品や飲み物の試食・試飲が行われ、参加者は、業者の説明に熱心に耳を傾け、質問していました。
埼玉県美里町の養豚農家、白石光江さんは、中ヨークシャー種を基礎豚にした幻の肉、古代豚をアピールしました。「食べた人は『甘味があって、臭みがない。さっぱりしている』と言ってくれます。飼料高騰、外国からの輸入による豚肉の市場価格の低下などで大変ですが、品質にこだわって養豚を続けたい」と白石さんは訴えます。
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幻の豚、古代豚をアピールする白石光江さん(左)と宗一さん(その右) |
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ミネラル豊富な漬物を紹介する針塚藤重さん(右) |
海のミネラルを使用して栽培した野菜や漬物を出品した針塚農産(群馬県渋川市)の針塚藤重さん。豊富なアミノ酸で糖度が増した土壌で野菜を栽培します。甘味を帯びた野菜で、「野菜嫌いの子どもから、『野菜を食べられるようになった』と喜びの声が寄せられています」と語っていました。
(新聞「農民」2009.9.14付)
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