“天地人”“新政権の双頭体制”
全国かかし祭 山形・上山市 
今年も力作ズラリ
県外から友好かかしも登場
  
  第39回かみのやま温泉「全国かかし祭」が山形県上山市で、9月19日から27日まで開かれました。今年は連休の相乗効果もあり、昨年より2万人以上多い14万7000人の入場がありました。
 
 天地人かかしや、民主党政権の双頭(鳩山由紀夫党首、小沢一郎幹事長)かかしなど世相を反映したものや、短歌を詠み込んだ短歌かかしなど力作がそろいました。北海道協和町や兵庫県相生市など、県外から友好かかしも登場しました。 
 展示された多くのかかしから、小規模農家を相手にしてこなかったこれまでの農政を転換し、みんなが担い手で食料自給率を高め、希望に向かって進もうというアピールが感じられました。 
 豊作祈願のかかしにあやかり、農家が安心して生産を維持できるよう、輸入自由化をストップして、再生産を可能にする価格保障制度の確立を切に望むところです。
         (山形県農民連 菊池喜英) 
         (新聞「農民」2009.10.12付) 
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