岩手県農民連女性部が総会と加工交流会“産直”が生きがいの場に
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先生の手ほどきで楽しくそば打ち体験 |
その後は恒例の「夜なべ」。今年は中国の気功の一つ「香功(シャンゴン)」を体験しました。音楽に合わせて体を動かし、体が軽くなったところで、アコーディオンの伴奏でなつかしい歌を心ゆくまで歌いました。
翌日はミニ産直市やフリーマーケットを開催。編み物の残りをしながら、今年の活動について要望を出しあいました。
今回の災害は、単に地震という自然災害だけではありません。世界で初めての黒人国家であり、ラテンアメリカ初の独立国家であるハイチは、これまでアメリカなどの大国による経済的、政治的干渉に苦しんできました。また、外資企業がハイチの経済を支配し、人々は農村から都市部へと移住し、1日の最低賃金は1・5ドル(時給15円ほど)という低賃金労働を強いられています。
同時に、これまで国営の製粉工場やセメント工場などが民営化され、アメリカなど海外企業に売り渡されました。外国から大量の小麦や米、食糧がダンピング輸入され、ハイチの農業を破壊し、食糧の輸入大国となってしまいました。2008年に世界をおそった食糧危機で、飢餓に苦しむハイチ国民が泥クッキーを食べ、飢えをしのぐという恐しい惨劇の裏には、企業の利益を優先する新自由主義政策があります。
地震後、ハイチ国民の暴徒化を理由に、国連部隊やアメリカ軍をはじめ日本の自衛隊を含む軍隊がハイチに派遣されています。私たちは、これら救援活動の軍事化に反対します。いまハイチに必要なものは軍隊ではなく、食糧、水、医療器具、そして人道的支援であり、ハイチが政治的、経済的に自立するための抜本的な再建のための支援です。
私たちは、食糧主権の確立を基盤としたハイチの再建を求めます。そのために、ハイチ国民と日本の国内外の仲間たちとの連帯のもと、新自由主義に対抗するたたかいの継続を決意します。そして、ハイチ国民との国際連帯と支援のために募金を呼びかけます。
〈送金先〉ゆうちょ銀行総合口座 10030―61671711 農民連災害対策本部
[2010年3月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
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