「農民」記事データベース20100614-928-07

実のなる時期の栽培法が大切

「農の会」 ピートン2世の講座と実習

関連/いい汗かいて おなかいっぱい


割烹(かっぽう)料理店で評判と紹介

画像 ピートン研究会の呼びかけで、「ほんのり甘く実が厚い」と評判の赤ピーマンの新品種「ピートン2世」の講座と実習が5月8日、東京・清瀬市の小寺農園でおこなわれました。初参加の人や群馬県から駆けつけた人も含め、15人が参加しました。

 「ピートン2世」は、農の会(農民連加盟)の柳下登さん(東京農工大学名誉教授)の長年にわたる意欲的な研究が実を結び品種登録されたもので、トウガラシとピーマンの接ぎ木によって誕生したという世界的にも珍しい貴重な新品種です。

 柳下さんから配布された資料をもとに、「ピートン2世」が誕生するまでの経過と品種の特性、栽培法について説明を受けました。このなかで柳下さんは「実のなる時期には、吸収された50%の養分が実の方に流れていくので、むだな枝や実、花を摘み取るコツの習得が大切」と強調。畑への定植では、鉢苗を水にドブづけして空気を取り除き、それを根鉢の状態で定植する手ほどきを受けました。70株を植え付け、支柱に結んで実習は完了です。

 交流会では、「ピートン2世が都内六本木の割烹料理店で使われ、評判になっている」と紹介されました。また、赤い実のピートンはビタミンが豊富なことや、おいしく食べる料理方法について説明があり、栽培と収穫の意欲がいっそう高まりました。

(東京農民連 武山健二郎)


いい汗かいて おなかいっぱい

富山食健連 田植え交流会

画像 富山食健連の田植え交流会が5月23日、農民連会長の大橋国昭さんの田んぼで行われ、子ども13人を含め、35人が参加しました。

 「お米がどんなふうに作られるのか、たいへん勉強になった。稲刈りにも参加したい」という若いお父さん、お母さんたち。田植えのあとは、子どもたちが交代で“もちつき”です。なかなかきねを持ち上げられない子も…。いい汗かいておなかいっぱいの交流会でした。

(富山県農民連 片山五三六)

(新聞「農民」2010.6.14付)
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2010年6月

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