ビア・カンペシーナの窓気候変動および母なる大地の
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コチャバンバで顔を合わせたヘンリー・サラギ氏とモラレス大統領(右) |
国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15・昨年12月にコペンハーゲンで開催)が失望のうちに幕を閉じてから18日後の1月5日、モラレス大統領は、4月20日から、ボリビア第3の都市コチャバンバで「もう一つの気候変動会議」として「気候変動および母なる大地の権利に関する世界民衆会議」を行うと発表しました。
4月20日、政府関係者や先住民、社会運動グループ、NGOなど世界142カ国から約3万5000人が、コペンハーゲンで切り捨てられた民衆の声を広げようと、コチャバンバに集まりました。この会議の最大の目的は「世界母なる大地の権利宣言」を議論して合意を得ることでしたが、最終日の22日、コペンハーゲン合意とは違い、「小農と食糧主権確立の重要性」も含んだ新たな国際合意「コチャバンバ民衆合意」が採択されました。
この会談には、ビア・カンペシーナ代表として国際調整委員であるユン・グンスンさん(韓国)とトマス・バルドウィーノさん(ブラジル)も同席。ユンさんは、「ボリビア政府およびモラレス大統領は、コチャバンバ会議の後、何をすべきかを明確に示してくれた。今回の成果をいかし、12月に開かれるメキシコ・カンクンでのCOP16行動に勝利したい」と述べています。
ビア・カンペシーナは、COP16を前に、市民社会が国連に対して政治的な働きかけができたことを歴史的な出来事であったと、受けとめています。
[2010年6月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
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