農のこころ
南瓜づる引けば休田動き出す 菅沼美津恵 俳誌『白炎』から。青田の中に耕作放棄された田んぼが、雑草に埋れていくのは忍びない。この実態をまねいた国の農政を今どう転換していくかが問われている。その中で心棒となるのは、やはり農に生き、農を守る人々であろう。この句の「南瓜づる」は、しっかりと地面を這(は)う。「休田動き出す」の確かな手応えが。
(新聞「農民」2010.6.28付)
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[2010年6月]
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