農民連ふるさとネットワーク
福島の野菜は懐かしい
東京・東大和 玉川上水駅前商店会の夏祭り
被災農家応援セール
商店会、お米屋さんが協力
産地直送の新鮮即売会
東京・東大和市にある玉川上水駅前商店会は7月30日、恒例の「夏祭り」を開き、近所の団地などから家族連れなど約1500人が参加し、景品が出るビンゴゲームやダーツゲーム、金魚すくいなどを楽しみました。
農民連ふるさとネットワークは、商店会の一員である山崎米店さんの「少しでも応援できれば」という呼びかけで、東日本大震災の被災農家支援「ガンバレ東日本! ガンバレ北関東応援セール!」を行い、福島・安達農民連や千葉・埼玉の各県連から、安全・安心な野菜やモモなどを直接産地から運んで即売会を開きました。また、神奈川農畜産物供給センターは、お肉たっぷり具だくさんの焼きそばを販売しました。
福島・安達農民連の本多公司さんと渡辺永治さんは、朝4時に現地をたって、旬のモモやきゅうり、トマト、ナス、かぼちゃなどの夏野菜を軽トラックに積んできました。さっそく駅前の広場にモモや野菜を広げると、「新鮮ですね」「私の親せきも福島なんです」という主婦がさっそく買い求め、「浪江町からこっちに避難している。福島の野菜はなつかしい」という親子らも野菜を手に取っていました。また、駅前商店会の会長さんもおおいに協力し、中央舞台のマイクを生産者にわたして何度も被災地支援をアピール。また山崎米店さんも家族総出で店頭に野菜を並べ販売してくれました。
今回の取り組みは、商店会、米屋さん、そして生産者が一体となって成功させた「食べて支援」セールでした。
(新聞「農民」2011.9.5付)
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