鍬をもち闘う安田 大介
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一、 |
山にこぶしの花が咲き 里に桜の花が咲き 庭に水仙の花が咲き 鎮守の森に五穀豊穣の旗がたなびく村祭りの頃 俺は種播きをする 何十年いや何百年くり返してきた仕事 来年もまたやる |
一、 | 田畑を耕すことを止められ 家畜たちと引き離され 村を追われた人たち 海を 大地を 水を 空気を ふるさとを 汚した者たちを決して許さない 種籾の甘酸っぱい香り 乾いた田んぼに水がしみわたるあの一時 蛙が鳴く夕暮れの畦道 |
一、 | 海を返せ 大地を返せ ふるさとを返せ 田畑を返せ 人々の営みを返せ 耕すことの喜びを 誇りを 魂を 研ぎすました鍬をもて 鍬(くわ)をもて闘わん |
[2011年9月]
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