放射性核種分析装置
導入カンパ 団体・個人から続々
全国から期待のメッセージ
農民連は、原発事故による放射能汚染が未曽有の被害をもたらしていることを受けて、米や野菜などの農産物をはじめ土壌、牛乳などの安全確保に対応するため、「ゲルマニウム半導体検出器」などの放射性核種分析装置の導入を決定し、広く募金への協力を呼びかけました。この3カ月の間に、全国各地の団体や個人からたくさんの募金が寄せられ、農民連食品分析センターへの期待が高まっています。カンパとともに寄せられたメッセージの一部を紹介します。
食の安全、健康を守るために活用を
募金に協力文書
長野県高等学校教職員組合
いま高教組では、原発ゼロへの取り組みを重視しています。6月に行った高校生協の学習会では、食品分析センターの八田所長に講演していただきました。そのとき、放射能分析装置のことを聞き、「ぜひ協力したい」と各高校の分会にまで連絡文書を送りました。多くの分会からカンパが寄せられていると聞きましたが、その結果だと思います。
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放射能測定機器導入募金 ご協力ください |
協力を話し合い
東京一般労働組合東京音楽大学分会
労働組合ルートで募金への協力チラシが届きました。さっそく話し合い、放射能汚染や検査に対する国や行政の対応が悪いなかで、民間で、しかも生産者と直結している農民連が放射能分析を行うということに、その意義を強く感じました。それでカンパをさせていただきました。がんばってください。
児童に安全を
鎌倉の学校給食を考える会
鎌倉市は、小学校の給食を民間に委託するという計画を発表し、この計画をやめさせるために「会」をたちあげ、運動を進めてきました。
条件付きでしたが、民間委託が導入されてしまい、「会」の活動も休止状態で残った活動費をどう有効に使うか悩んでいたとき、農民連のお話を聞きました。子どもたちに安全なものを食べさせたいという私たちの願いをかなえるうえでも、ピッタリの募金先です。
戦争展参加者も
大阪府門真市 ピースフェスタ実行委員会
「第17回ピースフェスタ門真〜平和のための戦争展」のなかで、参加者から寄せられた募金です。食の安全、健康を守るためにご活用下さい。原発ゼロ、核被害ゼロの社会をめざして、ごいっしょにがんばりましょう。
導入にホッとした
福島県須賀川市 Y・Jさん
原発建設反対の署名あつめなどでがんばってきたけれど、とうとう指摘し続けた危険が現実のものになってしまいました。いろいろ知りたい、確かめたい、調べたいと思うことはたくさんあるのに、方法も道具も知らない! 今回、農民連での分析装置導入には、ホッとしました。
年金から少額ですが
東京都国立市 I・Kさん
少額ですが、お役に立てればとカンパします。自分はもう年金生活ですが、孫子のためにも安心・安全な食品(国土も)のためにご活躍ください。
前向きの姿に感動し
愛知県北名古屋市 S・Kさん
いろいろなニュースを見聞きするたびに、怒りと憤りでいっぱいです。暑い日も寒い日も、一日も欠かさず丹精込めて育てたものが、あの原発事故で壊され、仮にも加害者のように扱われる事実は、許されることではありません。
こんな中でも、負けずに前向きに進む姿に感動し、少しでもお役に立てばと思いカンパします。
1キロ当たり20ベクレルまで可能
新聞「農民」(8月29日付)の「食品放射能測定システム導入」の記事中、シンチレーション検出器の検出限界を「1キログラムあたり30ベクレル」としましたが、これは測定を10分間行った場合です。測定時間を延長すれば、たとえば米の場合、「20ベクレル」まで検出することができますのでご相談下さい。
放射能測定機器導入募金
ご協力ください |
振込先口座 ゆうちょ銀行 振替口座
00160―6―773542
(他の金融機関から振り込む場合は、
ゆうちょ銀行019支店 当座0773542)
口座名義 農民運動全国連合会分析センター |
(新聞「農民」2011.9.26付)
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