佐賀・玄海原発「公開討論会」で九州電力農家装い社員が「やらせ発言」農民連が強く抗議
プルサーマル発電をめぐる佐賀県主催の公開討論会で、九州電力の社員が農家に成りすまして「やらせ発言」をしていたことがわかりました。これは、9月30日に取りまとめた九電の「やらせメール」問題に関する第三者委員会の最終報告書によるもの。 それによると、2005年12月25日に、佐賀県唐津市で行われた公開討論会で、事前に県と九州電力がグルになって質問者を決め、いわゆる「仕込み発言者」を配置。賛成派8人のうち7人が九電関係者で、そのうちの一人が、農家を装って「玄海原発が運転を開始してから30年近くたつが、私の家で作っている米や野菜が放射能の影響で売れなくなったことはない」と発言していました。 農民連の笹渡義夫事務局長は、農民を冒とくした驚くべき内容に対して、九電に電話で抗議するとともに事実関係を報告するよう求めました。
(新聞「農民」2011.10.10付)
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[2011年10月]
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