「農民」記事データベース20111017-993-03

食健連 全国代表者・活動者会議開く

TPP参加阻止へ運動強化

秋のグリーンウエーブ成功へ

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動けば変わる今の情勢に確信

 全国食健連(国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会)は、10月1日、東京都内で2011年全国代表者・活動者会議を開き、22の都府県と16の中央団体から65人が参加しました。大震災被災地3県からの特別報告のほか、食と農を守る各地の豊かな経験を交流し、秋のグリーンウエーブ(食の安全と食料自給率向上、地域の発展をめざす全国いっせい共同行動)の課題や具体的な行動、TPP参加阻止に向けた運動の強化など、活動方針を確認しました。

 全国食健連の坂口正明事務局長が、この間の情勢とこれからのたたかいについて報告。震災・原発対策を進めながら農林漁業と地域・環境を守る運動や、TPP反対のたたかいで共同が広がっていることを指摘しました。そして、この秋に重大な局面を迎えるTPP参加反対のたたかいについて、「野田新内閣に対してさらに運動を強め、参加表明をさせないよう、国民的に包囲していくたたかいをすすめよう」と呼びかけました。

 国の財政支援が遅く進まぬ復興

 討論では18人が発言。「無担保・無保証・無利子の融資が準備されているが、農業生産の見通しがなく利用できない。復興支援プロジェクトが立ち上げられたが、国の財政支援が決まらないため遅々として進んでいない」(宮城)、「四国で唯一の原発立地県として、原発ゼロをめざして学習会を計画。自然再生エネルギーへの転換を求める議会請願に取り組んでいくなど、幅広く呼びかけていきたい」(愛媛)、「震災や計画停電の中で、一日も早く学校給食を再開させるためにがんばってきた。放射能汚染では、安全なものを食べさせるために、産地を表示するなど親にも理解してもらって進めている」(東京都教職員組合栄養職員部)など、報告されました。

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写真を使って被災地の状況を説明する宮城食健連の梶谷貢さん

 最後に坂口事務局長は、TPP参加を断念させるため、動けば変わる今の情勢に確信を持ってさらに共同を広げること、「原発ゼロ」をめざし、放射能汚染から食といのち、暮らし、子どもたちを守る取り組みを強めること、食健連組織を強化し拡大することなどを強調しました。


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(新聞「農民」2011.10.17付)
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2011年10月

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