原発ない社会の実現を
稼働ゼロの日に
なくす全国連絡会が宣伝
関連/12年国民平和大行進でも 原発と核兵器ゼロ訴え
北海道の泊原発3号機が定期検査に入り、日本国内の50基あるすべての原発が止まった5月5日、農民連も参加する「原発をなくす全国連絡会」が東京・JR新橋駅前で宣伝行動に取り組みました。
参加者は、「原発のない社会を実現しよう!」と書かれたビラを配布しながら、通行人らにアピールしました。
宣伝カーから、全労連、新日本婦人の会、北区労連の代表がマイクを握り、訴えました。日本共産党の笠井亮衆院議員は「きょうは『こどもの日』。原発のない日本を子どもたちにプレゼントするスタートの日にしよう。力を合わせて『稼働ゼロ』から『原発ゼロ』を実現しよう」と呼びかけました。
手を振ったり、両手で○(マル)を形作ったりして応える人、通り過ぎてから再びビラを受け取りに来る人など反応は上々でした。じっと立ち止まって聞いていた男性(85)は「福島県富岡町から東京・文京区に避難しています。“安全神話”を振りまいてきた政府と東電は許せない。原発は日本からなくすべきです」と話していました。
6日には、2012年国民平和大行進の出発集会が、東京・夢の島で行われ、900人が参加しました。
参加者は口々に「広島、長崎、ビキニ、福島の惨事を二度と繰り返してはならない。『原発ゼロ』『核兵器ゼロ』の社会を実現しよう」と訴えました。
デモ行進では、被災地・岩手県宮古市から届けられた大漁旗18枚が先頭に並び、注目を浴びました。飛び入り参加の人も出るなど、大きな反響をよびました。
(新聞「農民」2012.5.21付)
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