横浜市の「被災地の子どもたちに 
お米と笑顔を届ける保育園の会」
  
 これまでに支援米18トン届け 
さらに陸前高田市(岩手)へ2トン
  東日本大震災以降、横浜市内の保育園のみなさんが、自分たちに何かできないかと立ち上げたのが、「被災地の子どもたちにお米と笑顔を届ける保育園の会」です。
 これまで庄内産直センターを通じてお米を岩手県陸前高田市へ12トン、宮城県南三陸町へ4トン、岩手県漁民組合へ2トン(計18トン)送り届けてきました。 
 5月12日、横浜市の保育園から13人の先生方が陸前高田市を訪れ、被災した5つの保育園の園長先生らへさらに2トンのお米を届けました。交流会で震災の体験談や園児たちを守るための方策など話し合いが行われました。 
 陸前高田市の先生方は、これまでの支援について「震災直後の大変な時期にお米をいただき、子どもたちにおなかいっぱいあったかいごはんを食べさせてあげることができてありがたかった」「お米はいつでも食べられるので、たくさんあっても困ることがないのでうれしい」などと話してくれました。 
 海岸沿いの多くの被災地ではまだまだ復興への一歩を踏み出すための片づけも終わっていません。被災地を忘れず、こうした支援を続けていくことで、少しでも被災地とつながりを持っていくことはとても大事なことだと思います。
         (山形・庄内農民連 菅井巌) 
         (新聞「農民」2012.5.28付) 
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