JA千葉県青年部の委員長に就任
竹尾 謙一さん(41) 
=酒々井(しすい)町在住
関連/農を守りたい。/小さな幸せが大切なんだね
 
  
 大勢の人とつながり大きな力へ
 「田植えから1カ月余りたちましたが、稲は順調に育っています」。千葉県農民連青年部の前部長、竹尾謙一さんは、自らの田んぼを前に、目を細めます。
 竹尾さんは、4月から県農協青年部協議会(JA千葉県青年部)の委員長に就任しました。就農して12年目。家族は、両親の忠雄さん、登志恵さんと、妻の裕美子さん、8歳になった娘の陽香さんの5人です。 
 田んぼ5ヘクタール、畑50アールを耕作するとともに、もちや巻きずし、おかきなど米を原料とする加工品のほか、漬物などにも家族と一緒に取り組んでいます。 
   
  4年前からJA成田市青壮年部の役員に。国や県の農業政策や後継者対策などの情報に接し、学ぶ機会が増えました。農協での活動を通して「こうした情報をもっと末端の農家まで伝え、農家自らが政策決定に参加する必要がある」と痛感するようになりました。
 
 また、行政や、さまざまな政党の議員との新たなパイプもできた今、「青年農家の要求や悩みを底辺から積み上げて、声を届けたい」と意気込みます。 
 毎年秋に行われる「協同組合フェスティバル」では、おにぎりを配布しながら千葉の米をアピール。「青年部のみんなが一つにまとまるきっかけになっています」 
 今後は、青年どうし、世代を超えたつながり、消費者とのふれあいなど、「大勢の人がつながり、お互いに学び合うことで、大きな力になる。その手助けをしていきたい」と抱負を語ります。 
 当面は、TPP参加反対のたたかいに全力投球。「全国的に反対の動きが強まるなか、県内でも、参加を許さない青年の取り組みを強めたい」 
 
 
 
  
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	茨城・小美玉市 
	藤岡典子  | 
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	茨城・石岡市 
	末永明美  | 
   
 
         (新聞「農民」2012.6.25付) 
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