「農民」記事データベース20120716-1029-02

7.16

10万人集会成功させよう

原発ゼロをめざす交流集会


画像 農民連も参加する「原発をなくす全国連絡会」は7月2日、東京・豊島区で、7月16日の「さようなら原発10万人集会」(東京・代々木公園、午後1時)を成功させようと、「原発ゼロをめざす交流集会」を開き、約500人が参加しました。

 「10万人集会」は、作家の大江健三郎さんら9人が呼びかけ人になっていますが、このうち作家の落合恵子さんとルポライターの鎌田慧(さとし)さんが駆けつけ、「10万人を超える参加で成功させよう」と訴えました。落合さんは、家族がばらばらになって福島から県外へ避難している若いお母さんの手紙を紹介しながら、「私たちは決してあきらめない、ひるまない、後ずさりしない」「TPP参加にも消費税増税にも反対。なぜなら、そこには命があるから。当たり前の暮らしがあるから」などと話しました。

 また、医師の肥田舜太郎さん(95)が連帯あいさつし、「どうか核兵器をなくし、原発をなくすために残りの生涯をかけてください。それが子孫に対する私たちの義務です」と声を大にして訴えました。

 毎週金曜日の夕方に首相官邸前での抗議行動を呼びかけている首都圏反原発連合の平野太一さんが「7月29日の国会大包囲の行動を成功させるために、ぜひ協力を」と呼びかけました。

 各界からの発言では、福島・浜通り農民連の三浦広志さんが「営々と築き上げてきたふるさと、そして生活と命が原発事故で一瞬のうちに失われてしまった。二度と原発事故を起こしてはならない。そのためには再稼働をさせず、原発をなくすこと。被災地の農民として、使命感を持って取り組んでいきたい」と決意を述べました。

(新聞「農民」2012.7.16付)
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2012年7月

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