旬の味
群馬県伊香保温泉で開かれた、農民連の関東ブロック秋季研究交流集会に参加した。開会前に時間があったので、近くの徳富蘆花記念館を見学した。紅葉の美しい季節で、記念館の庭から一望できる赤や黄色に彩られた山々と、すぐそばまで来て鳴く小鳥たちに、心がなごんだ▼研究交流集会では、環境ジャーナリストの村上敦さんが講演し、その話には本当に驚いた。ドイツは2050年までに、化石燃料を80%〜90%削減する目標を立てているという。そのために、再生可能エネルギーを実用化する技術開発と、省エネ促進のために冷暖房のいらない住宅の建設やリフォームを着々とすすめているという▼日本はぐずぐずと原発ゼロを決められないでいるうちに、世界からかなり遅れてしまったと感じた。今すぐ原発ゼロを決断し、再生可能エネルギーの研究開発や普及に予算をまわしたら、自然や人間を大切にする社会を実現できる▼さあ、総選挙だ。私たちの願いを託す候補者の当選のために、力を尽くそう。 (澄)
(新聞「農民」2012.11.26付)
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[2012年11月]
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