旬の味
3月に入り暖かな日が多く、冬は日中マイナス6度まで下がるわが家周辺の雪も溶け出し春の訪れを感じる季節になった。近頃の出勤時間は朝の6時頃だが、夜から朝にかけては寒いので身が縮こまってしまいそうになる。そんな朝に、通り道の水たまりが凍っているのを見つけた▼氷と言えば主に夏に使われているイメージがあるがスーパーやコンビニなどで一年中見かける。なぜかと考えた際に酒好きの友人を思い出した。彼は酒を市販の氷を使ってロックで飲む。本人は透き通った氷でないとダメだそうだ▼市販の氷は零度の中でゆっくりと水を撹拌(かくはん)させながら外側から徐々に凍らせる。そうすることで水の中の不純物を中央に集め、最後に中央部分をくり抜くことで気泡がなく透き通った氷ができる。たかが氷ではあるが、時期に関係なく愛される商品にもなる▼近年の不景気を言い訳にして、無駄だと思い、今までしなかったことに、さまざまな角度からもう一度向き合ってみるにはいい時期かもしれない。 (Y)
(新聞「農民」2013.3.25付)
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[2013年3月]
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