若い生産者
農家招いて収穫祭
ふくしまオルガン堂下北沢 
東京・世田谷
  
 福島が元気にがんばっている 
みんなに知ってほしい
 福島の農産物を提供するオーガニック・カフェ「ふくしまオルガン堂下北沢」(東京都世田谷区)は8月3、4の両日、生産者を招いて収穫祭と銘打つ産直市を開きました。
 
  
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    | たくさんの人が訪れ、生産者との会話も弾みました(ふくしまオルガン堂下北沢) | 
   
 
 4日は、福島県有機農業ネットワークの菅野正寿理事長もかけつけたほか、3人の若い生産者が農産物をアピールしました。
 
 桃を販売していた福島市の菱沼健司さん(29)は就農して6年。遠方でも出かけて行って桃の売り込みに懸命です。「年間を通した栽培の魅力、楽しさを伝えたい」 
 二本松市の大内督さん(39)は、トマト、キュウリ、ナス、ピーマンなど少量多品目を手がけます。「福島の農産物を食べて、福島が元気にがんばっていることを知ってもらえればいいですね」と笑顔で話します。 
 喜多方市で米、小麦、大豆、インゲンの栽培、採卵鶏に取り組む浅見彰宏さん(44)は、残さ、飼・肥料を自給する地域資源の循環を追求。農作業が休みのときは造り酒屋で働く兼業農家です。「中山間地でも兼業農家が地域を支えていることをぜひ知ってほしい」と語ります。 
 おにぎり定食、桃シャーベットなど軽い飲食もできるとあって、2日間を通じて、近所から遠方まで、たくさんの人々が訪れ、にぎわい交流していました。 
         (新聞「農民」2013.8.26付) 
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