TPPで私たちのくらしは?
第47回岡山県母親大会
農民連が分科会を担当
関連/福岡・みのう農民組合 新婦人と稲刈り交流会
第47回岡山県母親大会が10月13日、倉敷市のライフパーク倉敷で開かれ、450人が集いました。
午前中は、見学分科会を含め14のテーマに分かれて論議し、午後から全体会が行われ、農民連は第7分科会の「港からみた食と農―TPPで私たちのくらしは?」を担当。兵庫食健連事務局長の柳澤尚さんが助言者として、今日の食の問題とTPPについて話しました。
柳澤さんは「日本の食料自給率は39%で、私たちの体の6割は外国産からできています。その外国産から多くの添加物や遺伝子組み換え、残留農薬が検出されています。TPPへの参加は、私たちの健康を壊すもの。食の安全を守るために、食料自給率を上げることが必要です」と述べました。
女性部4人、自民党ウソ公約を
全体会の壇上から訴え
午後の全体会での交流では、女性部の4人が、「TPPは撤退するしかない」と、自民党のポスターと農民連ののぼりをもって登壇。「このポスターをご覧ください。昨年12月の総選挙で『ウソつかない、TPP断固反対、ブレない』と公約しました。もう、あきれてものが言えません」と訴えました。
参加者から「記念講演も、柳澤さんの話もたいへんよかった」との感想が寄せられました。
(岡山県農民連 秦明美)
鎌もつわが子にハラハラ
機械の脱穀 初めてみた
福岡県のみのう農民組合は10月20日、穏やかな秋晴れの下、稲刈り交流会を開き、新日本婦人の会久留米支部、新婦人浮羽支部、農民組合から30人が集いました。
場所は6月30日に田植えした、朝倉市入地の上村庫史さんのほ場です。みなさんのために残されていた稲を、鎌でサックサックと刈っていきました。小さな子どもが鎌を持つとお母さんたちはひやひや、はらはら。「気をつけて!」と声が飛びます。
1時間もしないうちに刈り終わり、今回は機械で脱穀するところまで見学。「はじめて見た」というお母さんも。昼食交流会では、上村さんの新米とおかず、お漬物、みんなで作った豚汁、柿や枝豆、落花生の塩ゆでなどの差し入れに、みなさん舌鼓。ドンドンお代わりが進みます。
山口常博さんの作った菜種油で、ドレッシングの実演、それをレタスにかけて食べました。おなかがいっぱいになったら、一人一人自己紹介。「はじめて来た、よい体験ができた」「おいしかったありがとう」「子どもがとても喜んだ」「TPP交渉に入ったら、こんなに安心して食べられなくなる」などの感想が出されました。
最後はお米や野菜のクイズ。景品は山口さんの油かすやにんにくで、大いに盛り上がりました。
(福岡・みのう農民組合金子徳子)
(新聞「農民」2013.11.11付)
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