茨城・百里初午まつり基地撤去・秘密保護法廃止和やかに交流し決意新た
茨城県小美玉市にある百里平和公園で2月11日、百里初午まつりが行われました。
百里平和公園は、戦後に日米安保体制によるアメリカのための再軍備政策が打ち出され、自衛隊の空軍基地を百里原に設置する計画で、農民が激しい反対闘争を繰り広げましたが、国はあらゆる手段を使って、航空自衛隊百里基地建設を強行しました。 しかし、基地の真ん中に反対農民の土地があり、全国の平和を守る人々の連帯と力をあわせて「一坪運動」として展開され、誘導路を大きく「く」の字に曲げさせて基地の完成を阻止し、実践基地の機能に大きな打撃を与えるものとなりました。 その「一坪運動地」を百里平和公園とし、毎年2月11日は、憲法を守り、基地撤去をめざしてたたかう決意を新たにし、交流し合う場として初午まつりが位置づけられ、恒例行事となっています。 当日は、記録的な大雪の後で降り積もった雪が残る中で、追い打ちをかけるように雪が降り始めて寒いなかでしたが、県内外から訪れた多くの人たちが和やかに交流しました。 「自衛隊は憲法違反」と裁判をたたかった百里弁護団長の内藤功弁護士も参加し、「安倍政権は侵略戦争を反省することもなく、秘密保護法を強行し、アメリカとともに戦争する国づくりを進めている。安倍政権の暴走を阻止しよう」と強調しました。 茨城農民連も参加し、TPP交渉からの撤退を求める宣伝や土佐文旦の販売等を行いました。 主催団体の一つである「百里基地反対連絡協議会」には茨城農民連も参加団体になっています。 (茨城農民連 大内逸雄)
(新聞「農民」2014.2.24付)
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[2014年2月]
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