「農民」記事データベース20140224-1106-08

DVD紹介

「原発をなくすいわき市民の会」
福島原発事故―絶望から希望へ


完全賠償請求・原発ゼロへ
立ち上がる人たちを紹介

画像  福島県の「原発をなくすいわき市民の会」はこのほど、DVD「福島原発事故〜絶望から希望へ〜」(45分)を制作しました。

 このDVDは「第1章・絶望、第2章・危機、第3章・希望―立ち上がる人々」から構成されています。

 取り戻せない現状を告発

 「第1章・絶望」で最初に登場するのは、事故を起こした福島第一原発からおよそ3キロ北西にある双葉厚生病院で看護師として働いていた松崎純子さん。そして、40年以上原発に反対し、楢葉町に住んでいた僧侶の早川篤雄さんやあこがれのマイホーム生活を失った金井直子さんが、取り戻せない現状を告発しています。

 「第2章・危機」では、70ミリシーベルト以上の放射線量を浴びた原発労働者や汚染水タンクの組み立て作業をしていた沖縄県の上地剛立さんが、現場の真相をリアルに証言します。

 「第3章・希望〜立ち上がる人々」では、原発労働者の労働条件改善のための運動や完全賠償を求める運動、原発をなくす運動を紹介しています。

 長年、反対運動に取り組んできたいわき市の伊東達也さんは、このなかで「日本の歴史上、最大で最悪の公害・人災と言っていい。圧倒的多数の県民がいま、県内にある10基すべての廃炉を求めています。私は県民的な大運動を起こしていけば、必ず展望は見えてくると思います。同時に福島県で原発ゼロが進んでいけば、日本全体の原発をなくす運動にも大きな励みになる」と訴えています。

 事故から3年近くたった福島の現状を知り、いっそう福島との連帯を広げてほしいと思います。

 ▼定価 500円(送料別)
 ▼申し込み先 原発をなくすいわき市民の会 TEL 0246(27)5911、Fax 0246(27)5914

(新聞「農民」2014.2.24付)
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2014年2月

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