農のこころ丸山美沙夫
畦の息田の息水の温みたる 上田よう子 俳誌『俳句人』から。安曇野の里に在住する作者だけに、アルプスの裾野に広がる水田地帯の豊かな水源と、おいしい米作り、わさび栽培などの産地を見据えている。春の陽ざしに地面が温まり、蒸気が立つと春の息吹を感じる頃である。「畦の息田の息」と捉えて、春の農作業を待つ里の景がよく伝わってくる。
(新聞「農民」2014.3.31付)
|
[2014年3月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224
Copyright(c)1998-2014, 農民運動全国連合会