安全なお米たくさん食べて!
方南小(東京・杉並区) 
楽しい出前授業に参加して 
山形・庄内産直センター 榎本直樹さん 
(手記)
  
 田んぼや農業に興味もってもらえれば
 農民連ふるさとネットワークが都内の小中学校と取り組む給食産直。日ごろ、お米を届けている学校に米農家が出向き、子どもたちに米作りの話をし、交流する出前授業を始めて5年目です。田植えを目前に控えた山形県から東京都杉並区の小学校を訪ねて、先生を務めた榎本直樹さんの手記です。
 ◇
 5月8日に昨年に引き続き方南小学校で、庄内での米作りについての出前授業を行いました。まだ米作りや庄内平野のことなどを勉強する前だったので興味津々で話を聞いてくれました。 
 「お米作りにはいろんな機械を使うんだ」とか「ヘリコプターで防除をするんだ」「防除ヘリには何キロ積めるの?」「1粒の種もみからどれ位採れるの」などの質問がありました。 
  
 
 自分たちが食べているお米が、3月中旬〜9月中旬までかかって生育して私たちの口に入っていると説明したら、「1年でできるの?」と聞いてくる子どももいたりと楽しい授業でした。 
 また、実際に苗を植える作業をやってみせたら、「土ってこんなに柔らかくなるんだ」とか「オタマジャクシはどこからでてくるの」など、これまた楽しい質問が飛び出し、みんなで笑いながら授業ができました。 
 「学校で食べているお米はおいしく、安心安全を心掛け、農家の皆さんが一生懸命作ったものです。たくさん食べてください」と言うと、みんなが大きい声で「はい」と答えてくれたことがとてもうれしかったです。 
 こういった授業を通して農家のことをもっと知ってもらい、田んぼや農業に興味を持ってもらえるとうれしいです。 
 できれば、山形県庄内に遊びに来てほしいと思いました。
         (山形・庄内産直センター 榎本直樹) 
         (新聞「農民」2014.5.26付) 
 |