指定廃棄物の最終処分場建設反対!
のぼり旗100本作ったぞ
宮城・栗原農民組合
福島第1原発事故で発生した指定廃棄物の最終処分場建設をめぐり、候補地となった宮城県栗原市、加美町、大和町では、住民による反対運動が広がる一方、村井嘉浩知事は7月31日〜8月1日にかけて、3市町に対して環境省による詳細調査を進めようと意見交換をしています。
栗原市の栗原農民組合会長の小野久一さん(62)=栗原市議会議員=は、「調査を受け入れることは環境庁からすれば一歩前進したことになる。国が『安全な場所です。施設整備には万全を尽くします』と言って地元の意向を無視して進めてきたのが、これまでの常とう手段。詳細調査を断り、白紙撤回まで頑張りたい」と呼びかけました。
栗原農民組合では「最終処分場建設絶対反対!!」と書かれた旗を100本作製し、市内25カ所に立て、アピールしようと奮闘しています。
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のぼり旗で最終処分場建設絶対反対をアピール |
30日午後、栗駒地域の仲間4人が集まり、旗を国道沿いなど2カ所に設置しました。
会員の渋谷伸一さん(62)は、「市長は栗原に最終処分場が来ないのではないかという安心感を持っているみたいだが、絶対に設置してほしくないという思いで活動しています」と話します。終わったあとは冷たいノンアルコールビールとパフェで乾杯しました。
(宮城農民連 芳賀緑)
(新聞「農民」2014.8.25付)
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