「農民」記事データベース20141222-1147-07

食べ物に感謝!
“食と農のつどい”

長野

関連/命みなぎる「収穫祭」イノシシつかまえ料理


佐久農民センターも参加

 地産地消にこだわり、命につながる食べものに感謝しようと、今年で20回目を迎えた長野県佐久地区の「食と農のつどい」が佐久市内でにぎやかに開かれました。21団体から125人、佐久農民センターから10人の仲間が参加しました。

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地元のケーブルテレビも取材に来ました

 地元の農産物や手づくり食品の販売に始まり、パネル展示、老舗「藤蔵屋」店主による手打ちうどんの講習、佐久穂町の花さく太鼓のオープニング演奏と目白押しです。佐久農民センターでは白菜、トマト、ほうれん草、リンゴ、クッキーなどを販売しました。

 講演では、「農家と消費者を結ぶ産直運動」と題して、伊那グリーンファームの小林史麿会長が楽しい語り口で「何でも商品化」「自由な発想」「小さな感動のある直売所づくり」など、参加者に元気と希望を与える話をしました。

 会食・交流会には、かぼちゃプリン、まんじゅう、五目おこわ、煮こじ、鯉こく、こねつけ、野沢菜のからす漬け等々の手料理、郷土料理がずらっと並びました。また、北佐久農業高校の3人の女子生徒が卒業後の進路をまじえて自己紹介し、温かい拍手に包まれました。

 「つどい」が、食を通して農業の歴史と伝統食をアピールし、安全・安心な食と農を再発見するものとして、地域にしっかりと根づいていることを感じました。

(長野・佐久農民センター 布施勝次)


命みなぎる「収穫祭」
イノシシつかまえ料理

岡山

農民連備北支部
新婦人倉敷・児島支部

 岡山県農民連備北支部は11月14日、新日本婦人の会倉敷・児島支部のみなさんと「収穫祭」をはじめて高梁市で開き、子ども6人を含めて40人近くのみなさんが集いました。

 農民連ではこの日に向けて、1週間前に80キロのイノシシを捕まえ料理し、前日にはもち米を洗い、重い石うすを重機で運び、準備をしました。

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石うすで餅つき

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ついた餅を丸餅に

 当日は、朝早くから集まり、シシ肉入りの団子汁やお土産用の餅をつくり、イノシシのレバーを焼いたり、お茶の木を火であぶって番茶をつくったりと、まさに農民連ならではの収穫祭でした。

 参加した新婦人のみなさんは「今日の食事で命がみなぎってきました」「おこげのおむすびがおいしく、懐かしかったです」「産直のお米をいただいて、孫のアトピーが治りました」など、うれしい声が寄せられました。

 今後も農業を守るために、ともにがんばることを誓い合い、子どもたちと一緒に田んぼや畑などを見学して散会しました。

(岡山県農民連 秦明美)

(新聞「農民」2014.12.22付)
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2014年12月

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