サァ!!田植えだ 
家族全員集合!
農民連会員 
倉持 勝一さん一家 
(埼玉県春日部市)
  
 農業の大切さをお嫁さんや孫達にも
 埼玉県春日部市神間で稲作と野菜を作っている農民連会員の倉持勝一さん、ふさ子夫妻には、結婚している3人の息子さんがいます。毎年、ゴールデンウイークには息子さん家族全員が田植えのために集合します。普段は倉持夫妻だけの静かな家は、お孫さんたちのにぎやかな声に包まれます。田植えの様子を見に、5月4日に訪ねました。
 長男の隆紀さん、次男の善昭さん、三男の尚矢さんは、小さい時から田植えの手伝いをしてきました。息子さんたちは家を出てサラリーマンとなり、働いています。 
 
  
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    総出で田植えをした倉持さん一家  | 
   
 
 長男が田植えを担当し、次男、三男が苗箱を運び片づけの役割を担っています。「小さいときから田植えの手伝いをしてきたから、今でもやるのは当然です」という息子さんたち。父親の勝一さんは「長男は俺より田植えが上手だ」と褒めます。ふさ子さんは「息子たちが田植えをしてくれるのでうれしい。お嫁さんや孫たちにも農業の大切さを知ってもらえる機会となっている」と言います。 
 長男の妻、維子(ゆきこ)さんには裕花(ゆうか)ちゃん(小2)、佑唯(ゆい)ちゃん(小1)、次男の妻、純子さんには未来(みらい)ちゃん(3歳)がいます。お孫さんたちは大きな部屋の中で思う存分に走り回り遊んでいます。三男の妻、ちひろさんを含めた3人のお嫁さんたちが、団らんしている様子は本当に楽しそうです。 
 お嫁さんたちは「子どもたちも自然の豊かさを経験しています。おいしいお米も食べられます」「星がきれい。都会とは違ってほっとします」などと話します。倉持ファミリーの「全員集合の田植え」が恒例行事としていつまでも続くことを願っています。
         (埼玉農民連 西村正昭) 
         (新聞「農民」2015.6.1付) 
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