「農民」記事データベース20150622-1170-10

旬の味


 澄み切った青空の下、田植えもおおむね終了し、果樹農家は桃や梨等の摘果作業に猫の手も借りたいほど大忙しの時期を迎えています。この1カ月、雨らしき雨が降らず、畑作物が成長できないほど土壌が乾燥しており、早く雨が降ってくれることを祈っています▼農民連、JAや農業関係団体、そして労働組合、医療機関も含めた「TPP参加断固反対」大集会が行われました。農林水産物の重要品目の取り扱いのみならず、国民の暮らしと命に関わる問題だとして断固反対する決議を行いました▼震災・原発事故から4年余が経過しましたが、農産物の価格は依然として放射能汚染という風評被害が続き、低価格で推移しており、今年も再生産可能な価格での販売ができるのかと農家は先が見通せない状況が続いています▼原発事故さえなければという声を国や東電にぶつけて、損害賠償請求のたたかいを続けています。生業(なりわい)裁判も最終段階に入りました。原発の再稼働は絶対に許してはなりません。子や孫のためにも。

(玉)

(新聞「農民」2015.6.22付)
ライン

2015年6月

農民運動全国連合会(略称:農民連)
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224

本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
Copyright(c)1998-2015, 農民運動全国連合会