70年間守ってきた平和を 
子や孫に手渡せるように
米軍シュワブゲート前 
県民集会に参加して 
沖縄県新婦人 田中知子
  
 戦争法案と一体化した 
新基地建設絶対反対
 「止めよう辺野古新基地建設! 実行委員会」が9月5日、米軍キャンプ・シュワブゲート前で開いた県民集会に、沖縄県南城市から参加しました。南城市「島ぐるみ会議」が結成されて初の取り組みです。
 現地には、県内外から親子連れや市民、学生が続々と集まり、降りしきる豪雨の中、ブルーシートの下で身を寄せ合いながら開会を待ちました。午後2時、参加者3800人。目標の3000人を超え団結の力を実感しました。 
 
  
      | 
   
  
    米軍キャンプ・シュワブゲート前で怒りの集会  | 
   
 
 雨が上がり、しゃく熱の太陽が照りつける下、国会議員、市民団体、大学教授と次々壇上からスピーチ。「1カ月間工事を中止しての協議は、結論ありきのパフォーマンス」「戦争法案と一体化した新基地建設は絶対阻止」「国土の0・6%に73・8%の米軍基地を集中させるのは、差別でしかない」と力強い発言に大きな拍手! 
 集会の最後に学生グループ、シールズ琉球のリードで、ラップ調のシュプレヒコール。「安倍はヤメロ! 今すぐヤメロ! 戦争法案、今すぐ廃案!」「子どもを守れ! 家族を守れ! ジュゴンを守れ! 珊瑚守れ!」と軽快なテンポです。自分の言葉やスタイルで考えを主張する若者の姿に、新しい市民運動の形を感じ、心強さを覚えました。 
 ぜひ、沖縄に来て、辺野古、高江を見てください。広大な米軍基地、周辺の県民の危険な生活、戦闘機の騒音も感じてください。各地からの連帯訪問は、平和な沖縄、日本を築く力になります。 
 沖縄の問題は日本全国の問題です。70年間守ってきた平和を、子や孫に手渡せるように、「9条守れ!戦争法案反対!辺野古新基地建設阻止」で連帯しましょう! 
         (新聞「農民」2015.9.21付) 
 |